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自然と自由の原体験 |
東京、中野で生まれ育ちましたが、父が宮城県松島近くの出身でしたので、子供の頃から自然に接する機会が多く、野や山、小川、畑、野菜など素朴な自然の表情が好きで、その頃からいきいきとした自然への憧れ、自由に自分の力のかたちで生きることへの関心が芽生えたのではないかと思います。 |
外国文化との出会い |
生涯の友人に恵まれましたが、勉強の楽しみ方をあまり体得しないまま過ごした高校時代後、突然スペイン語、文学、歴史、芸術を大学で専攻し、哲学、心理学、宗教学とかなりのカルチャーショックで堂々巡りの時間を費やした迷路の時代。しかし、スペイン文化の奥深さ、光と影、白と黒、土の赤、繊細で情熱的なギターの音色は私に新しい世界へ扉を開いてくれました。 |
音楽の世界へ |
特にクラシックギターに魅せられ特注のギターをかかえて練習に通った時からギターは一生の友達となってくれました。一方、ハーモニー、リズム、メロディーの微妙に溶け合う合唱の世界にどっぷり浸り、震えるような感動をおぼえた体験が今もって和音、不協和音、アカペラ、ゴスペル等の微妙な音の響きに酔いしれるボーカル好きでもあります。迷路と感動の時代…でしょうか
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大使館の仕事 |
卒業後は中南米の在日大使館で秘書の仕事を経験し、外交官の世界、外務省等の役柄、商社等日本企業と中南米の国々のビジネス、文化的な人々の交流等を知り、又、別の現実の世界に開眼して、
ビジネスの世界に近づいてゆきました。同時にラテンアメリカの人々を知り、広大な自然アンデス山脈、パタゴニア、マジェラン海峡等に憧れ、インカ、マヤ等独特の文化と宇宙的な出会いを感じたりもしました。 |
旅行ビジネスの世界 |
外国の人々や文化に接すると共に、もっと多くの国々を知りたい思いが膨らんで、旅行業への興味が高まり、その後中堅の旅行会社へ入社しました。仕事は主に中南米、北米から日本や東南アジアへの観光客の受け入れ、旅程作成、ホテル、列車の手配、国内の案内等で、私はこの仕事が気に入り、かなりのめり込んで熱中しました。いわゆる会社勤めは初めてで、企画から見積もり、手配、お客様とのミーティング、海外へのセールス等全て一貫して担当できたのはとてもラッキーで、仕事の面白さを掴んで"起業してみたい"と思った最初でした。 |
独立起業 |
日本国内外に、米本土、ハワイ、ヨーロッパ、東南アジア、アフリカ等を訪れるうち、あるアイデアを得、ビジネス業界は、これからアウトソーシング時代になると予想し、昭和58年1月スペイン語の"自由"を意味する日本リベルタ鰍設立しました。会社のコンセプトは"いきいき、シンプルに生きることへのお手伝い"、設立以来"いきいき人間"をイメージして、現在迄いろいろな業務を手がけて参りました。 |